アンノ夫妻

憂鬱なプログラマによるオブジェクト指向日記の過去ログを読破する以前から、
上司やら友人の様子を聞くたび、どうもオタのライフスタイルとは合わないっぽいよなぁ。
色んな意味も含めて縁が無さそうだなあ。と思ってはいたが、ほんのちょびっと結婚への意識を改めた。
「普通の女性には相手にされないけれど、相手が腐女子ならお付き合いが出来るのではないか」
という♂オタの考えはスイート過ぎだぜ! 腐女子にとっちゃー♂オタなんぞは眼中にないんだからな!
という議論と結論を数年前に読んだ記憶もあったため、旦那が熱中しているものを嫁が冷ややかに見ているという
構図しか考えられなかったが、♂オタ互換のレア女も存在するんだなぁと。(多分、ドロップ率は2000分の1とか)
というわけで、庵野秀明氏と一般人には「ハッピーマニア」の原作者、
漫画好きには「さくらん」働きマン」の作者として名の知れた安野モヨコさんの新婚生活漫画である
監督不行届
読みましたよ。予備知識の無い方はココで1、2話が読めるので是非。


………そこには許しがあった。
白い目で見られて放置されるでもなく、
メディアなどの不当な弾圧に理論的な反論を掲げるサイト
(論理的で、なんとなく僕はココにいてもいいんだ! と思わせる論客)でもない、純粋な許しが。
どうせ説明しても理解できないだろうから、自分の趣味なんてわかってもらいたくないぜ。
主義を学生時代から長々と続けているため、諦めの境地からカタギの人間に対しては極端に
無関心になっているが、このテの理解者にはやはり弱い。恐るべき一冊であった。


あと、キューティーハニーは特撮好きにはたまらないシーンの多い、
そういう人達がニヤリとする作品だったらしいが、専門が漫画な僕としては
特撮好きにしか面白くない映画なんぞは、僕にとっちゃつまんないだけだと、
劇場で観て、ここで散々文句たれたこともあったが、今は許せる。
なぜなら、カントクくんの特撮への愛を知ったから!
キルビル1がつまんないと言ってるのと同じく、野暮な行為だったのだ。
(商業的にソレはどうなのかという話は置いておく)



ごちそうさまでした