オタクは遍在する――NRIが示す「5人のオタクたち」

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0510/06/news068.html


また素人さんが適当なことぬかしてやがるなと思ったのだが、


>「オタクの定義は時代とともに変化してきた」――同社の情報・通信コンサルティング二部の北林謙副主任コンサルタント
>こう指摘する。1980年代はアニメやコミック、SF好きにオタクが限定されていたが、1990年代になってPCやゲームなどファン層が
>重なる分野にも拡大。外見やコミュニケーションの独特さなどがオタクの定義の基準だった。


なかなかわかってる人のようなので読んでみた。
「市場規模」とやらがどういう数字なのかよくわからないけど、とりあえず「オタク人口」で割れば
一人当たりの額が出て、なんか面白いことがわかるかもしんない…と思ったのが今回の趣旨であります。


分野人口市場規模一人頭
自動車14万人540億円385,714円
カメラ5万人180億円360,000円
ファッション4万人130万人325,000円
旅行25万人810億円324,000円
合計172万人4110億円238,953円
コミック35万人830億円237,143円
芸能人28万人610億円217,857円
AV機器6万人120億円200,000円
鉄道2万人40億円200,000円
組立PC19万人360億円189,474円
アニメーション11万人200億円181,818円
ゲーム16万人210億円131,250円
携帯型IT機器7万人80億円114,286円



一人当たりの額の順で並べてみたのだが、合計の行を平均値とするとその上下で
アキバ臭が異なる点が興味深い。収入の安定した立場で真っ当な生活を営みつつ嗜む趣味と
親のすねをかじっている学生〜学生気分で大きくなっちゃった人の趣味、という(精神的なものを含む)
年齢差がみられると言えないこともない。また、平均値以下のジャンルは一人のオタクも
二股、三股をかけていて投資が分散しそうな印象だ。


もし「市場規模」が年間売上額なら、「一人頭」は一年間でそのジャンルに対してかける
平均の金額ということになるだろう。そんで、コミックは…24万円とな。
そうさなぁ、僕も月に2、3万使ってそうだからこんなもんか。
逆に、こんだけ使えば野村総研からオタクであると認識されると。
やっぱ、商売する側が興味あるのは実際に自分達の懐に入る銭だろうから、
可処分所得の何割以上、みたいな指標は出さないんかね。