マスコミやら周囲の評判なんてのが当てにならないのはしょうがないとして、
生の声が届きやすいという2chも、どんな趣味の人間が書き込んでいるかわかんない以上
せいぜいベクトルの強さはわかっても向きはわかりにくいわけで、そうなると
お気に入りの日記サイトを定期的に見ることが現時点で最も効率的に優れた創作物に接する
ことが出来ると言っても過言じゃないよね。良い時代になったもんだ。
と、いうわけで今更スパイダーマン2観てきました。
正直、アメリカンヒーローはどっちかというと苦手な部類でスルーしようと思ってたんですが
シヴァ氏がベタ誉めしてるのを読んでかなり心が動いて、beaker氏(8/17)で最後の一押しですわ。
いやぁ、よかった。
「俺の息子と同じくらいだ」から「俺を倒してからにしな」の下りは、僕もついつい半泣きですよ。


>>そう、つまるところ本作は「世界征服を狙う怪人を倒すスーパーヒーローの活躍」を
>>描いた映画ではなくて、街角のお巡りさんや消防士などのエヴリデイ・ヒーローへの
>>エールの謂なのだ。


そう、この感動はPS-羅生門を立ち読みしてローソンで
真昼間からベソかいたあの時と同じもの。(迷惑な客だ)
市民や同僚には「テメエ、それでも警察官か?」と罵られても、
妻と子供を思うと刃物を持った犯人相手に、不用意に飛び掛かることなど出来ない。
市民よりも自己保身を優先させてしまった。しかし、それでもまた事件が起これば
「やめろ! 全力疾走することないって! 現場一番乗りしてどうすんだよ。
 また最前線に立っちまうじゃねえか」
と口では言いつつも、全力でペダルを踏んじゃうわけですよ。口をへの字に曲げて。
…ああ、いいなあ。
ガタカの時も書きましたがね、世界規模の話は食傷気味で最近こういうのに弱いッスわ。
男の仕事はやせ我慢だ!(蛮勇引力より)