萌え萌えジャパン 第22回(最終回) 赤松健の世界

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前々から、こういう奴なんじゃねーかなーとは思っていたが、本人の証言が得られた。


>私の好きなポーズをとったり、好きなセリフをしゃべらせるよりは、売れそうな感じでポーズをとらせるし、
>しゃべらせる。その感覚に近いとは言えます。猫耳をつけてみたりですとか、キャラクターに媚を売らせるとかは、
>すごくやりますから。自分でやらせているわけですが、ついている意味がよくわからないですよね(笑)。
>しかしそれは私の趣味ではないんですよ。本来は熟女のほうが好きだし。ギャルゲーとかもやりませんし。
>画集は確かに買いますけど、私が萌えの重鎮というのは、おかしい。事実とは違います。


>私なんかは同業者からは、「芸術家じゃない」みたいないわれ方をしてて、相当尊敬されていないですよ。
>商業主義だから。ハリウッド的なところとかね。たぶん小室哲哉つんく♂も同業者から尊敬されていないかも、
>と思うんですけど、私にもそういう側面があります。


>普通のミュージシャンならば、好きな曲を書いて、好きなように歌うことができて、
>それで少しでも人にいいと感じてもらえれば満足だと思うんです。しかし私はそうではない。
>薄っぺらい商業主義だと自分でも思いますけど(笑)。


見事なプロ根性である。


>──赤松さんは自分の作品が同人誌でパロディにされるのは大歓迎だそうですね。
>
>嫌う作家もいますけど、僕はエロパロ(注8)をやってもらうのも大歓迎です。そこはなぜか、
>読者のほうが嫌っている人が多いですね。「明日菜を汚している漫画を見つけました。
>なんとかしてください」と、苦情を申し入れられたりします。こっちはむしろ「それ、読ませてくれ」と思うんですけど(笑)。
>『ラブひな』のときのほうが信者的なファンは多かったと思うんですけど、
>素子というキャラクターの髪を切ったりしたときには、相当私のところに非難が来ました。
>ちょっと変なことをさせると「しのぶちゃんはこんな物の言い方はしません」とか。
>「いや本物のしのぶちゃんなんてどこにもいないよ」と思うわけですが。


実に冷静である。
漫画好きとしては好かんが、プロ作家としての俺内評価は高まった。