大神

記憶系ミニゲームがあまりにも難しくて、PCでキャプチャした動画見ながらクリアした俺イズヒア!


ラスボス撃破まで45時間、小さなメダルっぽいの集めその他で計60時間。
総合評価オール「神」→「天晴」ゲットで大神の世界を概ね堪能させて頂きました。
インチキ和風好きとして、作品自体は数年前にファミ通か何かで見かけてから、ずっと気になってたんですが
ラグナのピクロス育成も満足気になってきたのでいっちょやってみるかと先週購入、
漫画雑誌を積読状態にするまでハマってしまいました。
ゲームの特徴としてまず、主線というか境界線が筆タッチ。冬目景やら沙村広明好きな人はまずこのへんでグワシと心を掴まれます。
日本画チックな雲の描写や線として視覚出来る風の表現、言霊が意識された「死」「呪」などの漢字が乱舞する戦闘シーンなど、
トゥーンシェードと筆タッチのリアルタイム描写で非常に面白い世界を形作っており、実にお見事。
ストーリー展開は古事記やら日本昔話やらがゴッチャになった感じで、あえて名付けるなら日本スパロボ昔話。
ジャンルは自称「ネイチャーアドベンチャー」ということになってますが、自然を守れとか説教臭いところは
あんまりないので、エコ左翼アレルギーの方でも、まあ、イケるんじゃないでしょうか。
金貯め戦闘はほぼ不要のバランスなので、サクサクとストーリーを追えるのもポイント高いです。
そういえば、このゲーム、いわゆるレベル上げ行為はありません。
人間の手助けや動物の餌やりなどで「幸玉」を集めることがいわゆる経験値となるんですが、
10年位前にアスキーが出したPSの「MOON」。アレに非常に近いです。MOONとの共通点で言えば、
登場キャラクターが地球語じゃない言葉をモニュモニュ喋り、それに字幕が出るというスタイルまでそっくりなので
開発スタッフに関係者がいるか、MOONから激しくインスパイア受けたかのどちらかでしょう。
(登場人物のモニュモニュは一人一人社員が声当ててるらしい)
アクションはネイチャーアドベンチャーと称するだけあって基本的にぬるく、雑魚敵との戦闘は
ぬるさが単調さに繋がって正直飽きる部分もありますが、それぞれの敵に有効な術も一種類だけでなく
空飛ぶ敵には風がベストであっても、ミスって出ちゃった地面から木を生やす術が飛んでる敵に命中して
「あー、こういう手もあったのか」と、色々試すと意外なリアクションがあって楽しめます。
アドベンチャー部分は基本ゼル伝なんですが、相棒がウザいくらいヒント言いまくるので悩むことはないでしょう。
音楽。非常に良いです。ちょっと重いですが、
http://www.o-kami.jp/
大神映像集→東京ゲームショウ2005公開映像
をご覧下さい。この「両島原」のアレンジがいいンすよー。和楽器というか民族楽器属性が反応しまくりです。
CDショップ行ってサントラ売ってなかったらamazonしようかという勢い。


オマケ要素というか、動物達からラブを集めるにあたって旅先で出会った動物達に餌付けしていくのですが、
これが可愛いのなんの。



餌やりが始まるとダンジョン内だろうと街中だろうと、固有結界か何か発動。
一面、お花畑となり餌を食べる動物とそれを見守るわんこを中心にカメラがひたすら回り続けます。
この場面はわんこがスズメに襲い掛かりそうな雰囲気ですが、他にヒグマやら虎やらもいるので油断できません。



猫島の猫達。お腹見せまくり('A`*)



咥えちゃったりして。たまらん。



久々にゲームをやっていて気持ち良いと感じられる作品でした。個人的にはオススメ。
難を言うとロード時間が若干気になります。




関係ないんですが、MOONの決め台詞も一部をカタカナにすることで変態ちっくになりますよね。


アレもラブ。
コレもラブ。


何に対して、もしくはどんな行為をラブと言っているんだろう?!



moonに関する記事ってweb上にもあんまりないんですね。
http://www.dengekionline.com/news/200210/01/n20021001moon.html
http://www.geocities.co.jp/Bookend-Hemingway/8657/j/moon000908.html
http://ameblo.jp/22century/theme-10000819225.html