青年・おっさん雑誌の充実度

イブニング連載の久保ミツロウ「モテキ」
非モテだのNTRだののネットスラングを使いたがる漫画作品は比較的
読んでるとムキムキしてくるものが多かったものだが、この作品はどうも例外。
絵が達者でギャグ状態のときもキャラクターを崩しすぎないのがいいのだろうか。
青年・オッサン漫画雑誌はそのへん抑制が効いてるからいいよね。
あと、この作者さんは女性キャラの憂いた表情がエロくて大変素晴らしいです。


アフタヌーンでEDENを去年終わらせた遠藤浩輝さんがイブニングで総合格闘技漫画始めたんだけど、
今週は主人公をちょっとモテさせて、やっぱ勘違いでした的な話を持ってきてる。
「モテキ」から変な影響受けて読者が迂闊に行動を起こさないように戒める親心だろうか。遠藤先生超優しい。
前々回あたりではミスター味っ子の人がパロってたし、なんだか編集部を上げて大プッシュ中だな、「モテキ」。


遠藤さんはメカビで格闘技のコラム書いてたから好きなんだなぁとは思ってたけど、イブニングかぁ。
アフタでも安定したページ数を描かれてたから、隔週でも安定して面白いものが期待できる。今後も楽しみだ。
アフタやらマガジンからベテランが移ってくるっちゅー、ウルトラジャンプ*1みたいな雰囲気を醸しつつ
新人も連載させてるし、なにやら良い感じだなあ。
巻末の目次をじっくり見ると、近いうちに始まった連載ではアザゼルさん以外面白いという、僕大喜びな雑誌になりつつある。
スピリッツもヤンサン吸収して神コロ様ばりのパワーアップだし、
モーニングはかれこれ10年くらい安定して面白いし、青年漫画調子良いなあ。
そりゃ、この漫画を読め系の本で青年漫画誌をプッシュしまくるっつー話ですよ。
というか、きっと、講談社・小学館両方から青年漫画に力入れるから、お前らも推せと圧力がですね…ｹﾞﾌﾝｹﾞﾌﾝ
ジャンプ、マガジンからヤンジャン、ヤンマガに軟着陸した連中は放っておいたら、
こうでもしないと、おっさん漫画雑誌に行かないで漫画を卒業しちゃうのかもしれん。

*1:別名：月刊宇宙空手