北海道人

今朝見かけたニュースによると、ケアハウス(軽費老人ホーム)の数が札幌は(北海道がかも)
全国トップクラスだとか。
介護関係に強いパパンに理由を聞いてみると、老後を一族が世話するという意識が北海道人には
薄いからじゃないか、ということだった。
北海道は色々な地域の人間が同じ場所で暮らすために、「合理的」という県民性を
形成せざるを得なかったという話は聞いたことがある。


本格的に札幌の開拓が始まったのは明治政府が出来るほんの数年前、たった140年くらい前の話だ。
極めて地味に運営されている、開拓前後を扱う歴史資料館は意外に楽しいので、個人的にはお勧めしたい。
がっかり名所として有名な時計台も、開拓史好きには非常に楽しめるということを知っておいて欲しい。
そういえば、日本にタマネギを広めるきっかけとなった人の記念館に行ったら、小学校の授業時間減少で
うちに見学にくる時間を真っ先に削られたと愚痴ってたなぁ。ゆとり教育の弊害がこんなところにも!


えーと、話が逸れた。
合理的と言っていいのかやや疑問だが、地域のしがらみという概念も薄いため、
親の面倒を自分自身が見なくても、ご近所や親類から後ろ指さされないんだそうだ。
年寄り自身も独立心があるというか、面倒見てもらって当たり前という意識が特に薄い可能性もある。
わかんないけど。
おそらくこの流れは止められなくて、北海道は将来の日本のモデル地区として研究されてるのかもしれんね。