10/10(日)

臨時便はこの日の夜であるため、4時間ほど自由時間がもらえました。
ミーハーなお嬢さん方はお台場での解散に喜んだかもしれませんが、僕にとっては
交通の不便な所で何故解散かと不満タラタラ。街へは出さんぞという嫌がらせでしょうか。
とりあえず、コミケ以外で乗ったことのないJ-Aは
ゆりかもめってこんなに空いてるんだ…」
と物思いにふけつつ新橋へ。
前日の夜、寄生虫博物館と刑事博物館どっち行くか迷ってたんですが、新橋駅近所のネカフェで
地図をプリントアウトしたり、HPで確認して悩んだ結果、刑事博物館に決定。


山手線からナントカ線に乗り換えて御茶ノ水で下車。
路上で抽象画描いてる若者がいたり、風景画描いてるじいさんばあさんが、やたらいたり
楽器屋がよく目に付くなど、あまりのアカデミズム風味に元田舎学生はキョロキョロしつつ明治大学には到着。
しかし、それっぽい建物がサッパリ見つからない。やむなく警備員さんに聞いたところ



この建物の



エスカレーターの裏、とのこと。わーかりにくー。ここは竜王の城か何かですか。

気を取り直して階段を下りていくと、刑事博物館コーナー入口に看板が。



もちろん小生も、面白半分などではありませんぞ。
人権尊重の理解を一層深める所存でありますとも。


まずは、捕物シリーズで御用提灯、刺叉、十手、捕縄がお出迎え。
http://www.meiji.ac.jp/museum/keiji/keiji1.html
おおー、刑事刑事。と感心しながら歩いていると、
ムチ打ちの図、石抱き責の模型、海老責(上半身を極度に前屈させる)の図、
釣責(宙吊りにされる、最も過酷な拷問方らしい)の図
http://www.meiji.ac.jp/museum/keiji/keiji3.html
と、いきなり過激に。



図や器具の解説も「とりあえず斬首。」と、某新撰組エロゲー並の厳しさである。
新発見だったのは、晒し首の台には「下から釘が打ってある」こと。つまり、晒し首は台の上に
「置いてあるのではなく、釘に刺さっている」わけだ。すげぇ痛そう。死んでるけど。



ギロチン
http://www.meiji.ac.jp/museum/keiji/keiji5.html
パンフレットを読むと、
>1981年にミッテラン政権が死刑制度を廃止するまで長らく用いられた
と書いてあるから吃驚。


ニュルンベルク鉄の処女
http://www.meiji.ac.jp/museum/keiji/keiji4.html
影牢とかで、おなじみアイアンメイデンたん。



よく見るとタマネギ部隊だかインドの建物みたいで怪しい衣装である。



内部の写真。まず、閉じ込められた時に奥の短い針がサクサク刺さって、
とどめに扉側のやたら長い針でザックーって感じのようだ。ぎゃー



横から。観音開きだが、顔が真っ二つになるわけではない。


刑事博物館の最後は、前後のハートマークがオシャレな貞操帯に飾って頂きましょう。





これもパンフによると
>異性への支配欲を抑制できない男性が、屈辱的な貞操帯やくつわを着用させるなど
>女性を抑圧する仕打ちを行いました。
なんだそうです。昔の人はSさんばっかりですね。
上からの写真見ると、一応前後に穴は開いてるものの後ろが三つ葉型なのはどういう意味が…
………なんというか、おトイレは随分とユニークな形になりそうですね('A`)



刑事博物館のお隣は考古学博物館となっており、こちらも楽しく見学してきました。
http://www.meiji.ac.jp/museum/koukogaku/koukogaku.html


男の武器・黒曜石や土器にロマンを感じていたところに、なんかキラキラしたモノ発見。





剣士時代お世話になったアレでした。「古代の環頭太刀」なので、s4かもわかりません。


帰りに売店へ寄ってみると、これまたビックリ。
メイデンたんがデザイン化されてクリアファイルやTシャツになってるじゃありませんか。
いやぁ、メイデンたんが黒だったらTシャツ買ったんだけどねぇ。
赤はちょっと似合わないのもあるけど、生々しいというか…
http://www.meiji.ac.jp/museum/mshop/mshop.htm



時間が半端に余ったので、秋葉でもブラつこうと徒歩で向かう途中、素人絵描きさんが
大量にいたので、せっかくと思い僕も一枚。




我等が蝦夷地は開拓の始まり自体が100年チョイ前で、こういった何気ない文明開化の遺物みたいの
がない(少ない?)んですよねぇ。時計台みたいなわかりやすいのじゃないヤツというか。


その後は成田に向かい、午後9時頃の便で出発しました。しばらく機内でウトウトしていたのですが、
なにやら2時過ぎから明るくなって



日本時間、午前3時17分でこの明るさ。早速、時差の恐怖を味わわせてくれます。(時差19時間)