ハワイ時間 10/11(月)

朝食は、昨晩のカリフォルニア巻。



キッコーマンのソイソースをかけていただきましたが、アボガドが入っている以外はカニカマとキュウリの
巻き物なので、妙にまろやかな下触りがすることを除けば普通に食べれました。やっぱり米が崩れまくったけど。
後日、アボガドの塊を食べる機会があったものの、やはり無味な硬めのクリームという印象。
使い方によっては愉快な料理が出来そうな気がしますが、あんまり見かけませんね。


さて、ここからアメリカを堪能する旅が始まります。
当初は自転車で行けるかなー? と考えていたものの、人に相談する度(ツアーの人とか)
止められるので、やむなく真珠湾へはバスで向かうことに。
バス停に着いて驚いたのが、路線の番号だけが看板に並んでいて、それ以外の情報が一切無いこと。
「もし時刻表を作ったとしても、俺達ハワイ時間で生きてて時間通りに行かないから、
置いても意味なくね?」というアバウトっぷり。さすがアメリカ。素敵過ぎ。
しかし途中、車椅子の人が2度ほど乗り降りしていて5分以上待たされましたが、
これが定刻の無い「ハワイ時間」であることの理由の一つなんでしょう。
日本の公共機関が時間厳守を続けられるのも、健常人だけを相手にしているからであると。
色々考えさせられます。



The Busの中。地下鉄みたく2台がジャバラでくっついてる感じ。
窓の所に見えるヒモが「止まります」のブザーで、引っ張ると次のバス停で止めてくれる。


乗って10分ほど経った辺りで、背もデカけりゃ乳もデカイ金髪ポニテのねーちゃんが
隣に座ってきたんですが、座るや否や携帯開いて高速打鍵。どこの国も変わりませんねぇ。
その後、しばらく乗ってから気づいたのが「料金は乗る時に払う」ということ。
僕、払わないで乗っちゃったんですが…(・∀・;)あれ?
急遽、冷や汗かきながら関係副詞whenを使った中学の英作文開始。
乗り続けること1時間。英語のアナウンスを聞き取って「乗る時払わなかったから、今払います」と
頑張った結果、通じたらしく2$(バスは一律2$)を支払い。いやぁ、焦った焦った。


そして、やって参りましたアリゾナ博物館。




案内の看板にこんなのがあって、速攻日本人をビビらせます。
破れた星条旗と黒煙、白い文字でびっしり書かれた戦没者の名前…もしかして、まだ怒ってんですか?


おそらく国営だからだと思いますが、入場料自体は無料なんですが入口にはハートマンっぽい帽子の
兄ちゃんがいて、簡単な手荷物チェックしています。このへんは「地球の歩き方」にテロを怖れて
(博物館が攻撃対象になるか謎だが)
カメラ以外は手ぶらで行けと書いてあった。一応、荷物を預ける場所はあるので極度の外人恐怖症の人以外は
そちらを利用すると良いでしょう。
で、中に入って最初に驚いたのが、東洋人の異常な少なさ。なんか、ほぼ金髪さんばっか。
もう少し日本人が来てると思ったのに、あんな人種比率で不用意な発言でもしようものなら
余裕で半殺しの目に会いそうです。年齢層は若者から爺さんまで幅広く来てました。
当初の予定ではこのへんでプラモの零戦でも組み上げて遊ぼうかと思ってましたが、
実行に移したら命はなかったでしょう。
後日、ホテルにある土産物屋の兄ぃちゃんに聞いたところ、真珠湾は引退した元軍人が
行くような所で、あんまり日本人は行かないとのこと。ジャップはやっぱり腑抜けのようです。



土産物屋でトラトラトラはともかく、面白映画「パールハーバー」見つけたり、
休日玄関に飾りそうなサイズの星条旗見つけてニヤニヤした後、
博物館コーナーへ。



沈没してる戦艦にクロスさせる形で立ってるみたいです。
他に、当時の航空写真なんぞを見ていて発見。



アリゾナの隣にNEVADAが!?(だから、どうというわけでもない)



プラプラと遠くに見える戦艦ミズーリを見物したりしていると、とある建物の前に人がやたら
並び始めたので、僕も並んでみたら案の定、それがアリゾナへと向かう列でした。
入ってみるとそこは劇場で、歴史映画を見せてから船に乗せるという趣向らしい。
当然、内容は英語で何言ってるか基本的にはわからないものの、途中で出てきた新聞の見出しが
何を意味するかは理解できた。
「JAP BOMS HAWAII」
ええー!? ひでぇな、オイ。比較的オフィシャルなメディアの新聞でJAP呼ばわりかよ。
歴史と人種差別っぷりを堪能した後は船に乗り込んでアリゾナへ。



かつて主砲であったモノ



戦没者氏名



漁礁と化して住み着いた魚




未だに漏れ続ける油


などを見学し、隣にある潜水艦バウフィン号博物館へ
http://www.bowfin.org/




早速、魚雷がお出迎え。



ポラリス弾道ミサイル。核も載せれるらしい。



アウトロー・スターみたいで素敵な昔の潜水艦写真



人間魚雷・回天。側に立ってる人は150cmくらい






ハープーン



トマホーク




次に参りますは、戦艦ミズーリ


ミズーリ公式(?)
http://www.ussmissouri.com/Japan/


Wikipedia ミズーリ (戦艦)


実は、「沈黙の戦艦」の舞台らしい
沈黙の戦艦 [DVD]




専用バスに乗っていくのだが、途中、迷彩服の兄ちゃんにチラリとチェックを受ける。
せっかくなので、あっちゃ向いてる振りして盗撮。



到着



後方部



スペース節約にも程があると思う。



船尾から。主砲の星マークが可愛い。



副砲とペットボトルを並べてみた。



主砲と副砲の比較。
ここで、何気なくフッと海を見たら現役アメリカ海軍が。



真ん中のは多分コレ ↓
http://www004.upp.so-net.ne.jp/weapon/aegis.htm



トマホーク発射の写真



残念ながら逆光。ミズーリは午前中に行くと前から撮れます。艦橋からは逆光だけど。



機銃発見



とりあえず構えてみる。両手で掴むタイプのトリガー(?)って後ろにあったのね。



主砲を比較対象ありで。



手前がハープーン
奥の箱っぽいのがトマホーク



トマホーク




バルカン発見



艦橋。



ファイエル。あそこらへんに。



ファランクス
http://www004.upp.so-net.ne.jp/weapon/phalanx.htm



後ろから



操舵? 10cmくらいのスリットがあるだけで、前が全然見えない。



見上げてみた




降伏文書。多分、これ↓
http://www.ndl.go.jp/constitution/etc/j05.html
その時の様子
http://www.cc.matsuyama-u.ac.jp/~tamura/koufukubunnsyo.htm



最後に、極力全景を


閉館時間の5時ぎりぎりぐらいまで堪能。広すぎて、全部回れた自信がない。
あんまりミリヲタ的じゃない見方でも2、3時間かかるので、余裕を持って来られることをお勧めします。


パンフレットの全体図



参考:
「戦艦ミズーリ写真館」はサバゲーの方らしく、勉強になります。
http://homepage3.nifty.com/mp5pdw/missouri/index.htm




さて、この日はまだ終わりじゃありません。
締めはジョン・ウー写真を撮った実弾射撃場であります。
下調べした時点では、3件ほど見つけましたが現地で入手したチラシを見るに、
44マグナムはどこでも撃てそうですが、アサルトライフルを撃てることを売りにしているのは
「ハワイガンクラブ」だけのようなので、そこに。


140$(税込)のコースがM16を撃たせてくれるみたいなんですが、どうせならカラシニコフが良いなあと思い
受付のおばちゃんに交渉してみたところ撃たせてくれることに。
イヤープロテクターを装着し、射撃場へ入ると新婚っぽい日本人の先客が。
見ていると、素人があっちゃこっちゃ銃向けないようにと、反動を弱めるためか
左右に立った金属の縦棒からバネで繋がっている。2丁拳銃は出来ないシステムだが
初心者相手の商売である以上しょうがないか。
カタコトの日本語がいけるインストラクターから、自動拳銃は戻ってくるスライドに
親指をぶつけないでね的な極めて簡単な説明を受けて、
最初は、チラシ持参のサービスでライフルを20発。
口径が小さいのか、反動と跳ね上がりがほとんどないためそれなりに連射可能。
こりゃ、簡単に人も殺せるわなぁ('A`)
その後も、(多分)38口径のリボルバー、自動拳銃(多分グロック)と続いてベレッタ。
せっかくの2丁拳銃専用銃(違う)なので、両手で問題なく撃てることを確認した上で
こっそりと片手撃ち。どうも、僕がモヤシっ子だからか一発撃つごとに跳ね上がりで銃口が45°は
上向いてちゃって、2丁で乱射なんて間違ってもできません。要握力・腕力。
片手でも撃てることは撃てるんだなと調子に乗っていた時、事故は起こった。
一応、秘密で片手撃ちしているということで空いてる片手は添える振りをしていたのですが、
そこに発砲の反動で戻ってきたスライドが…



いやぁ、サクっといっちゃいました。逆に言うとこれだけで済んでよかった…


スライドについては「銃の基礎知識」さんの「各部名称」を参照
http://homepage1.nifty.com/plaza/basic/parts.htm


痛いといえば、途中から多分40代の日本人が左隣で始めたんですが、空薬莢って、ほら…右上に飛ぶじゃないですか。
腕とか顔に飛んできてメチャメチャ痛(熱)かった。左隣が長モノ撃ってる時には注意ですね。


お次は、多分S&Wの44マグナム。ベレッタも楽勝で撃てたんだからと少々甘く見ていたんですが
他とは桁が違った。撃ったら手が上がるどころじゃない。手のひらが痛い。耳がキーンとなる。
マズルフラッシュが見える(気がする)
想像では発砲の衝撃は肩に来るもんだと思ってたのですが、手のひらにビリッっと来るだけで
衝撃らしいものはあまりありませんでした。バネのせいかもしれないけど。
ラストは、お待ちかね「悪魔の銃」こと


カラシニコフ


カラシニコフ。さすがに町中じゃフルオートは無理らしく、スコープとレーザーサイトを付けた狙撃仕様。
まず持ってみた感想としては、左手が重い。構えてもレーザーサイトのあるおかげで余計プルいっ振りがわかる。
撃った衝撃は肩で抑えてることもあって44マグナム程ではなかったが、跳ね上がりは凄い。
こんなんじゃ、カウボーイを狙撃しろといわれても絶対無理な話である。


カラシニコフを撃ち終わった後、他に客がいなくなったタイミングを見計らい
インストラクターさんに頼んで記念撮影。



ジョン・ウー



ガン=カタ



インストラクターさんお勧めのポーズ。カラシニコフ、M16の2丁。(実は、重くて両手ともかなりプルってる)


撮影中カタコト英語で「ジョン・ウー好きなんスよ!」と言ったらHA!HA!とアメリカ笑いで返してくれたので、
調子に乗って「リベリオン(原題:Equilibrium)って知ってます?」と聞いたところ、残念ながらご存じなかった様子。
やはりマイナーなのか…


リベリオン -反逆者- [DVD]


チップをかなり多めにサービスして帰ろうとした時、また日本人客追加。人気あんなあ。


一応、レジのおばちゃんが国内に持ち帰れると言っていた土産の空薬莢を、
空港で没収されてもいいようにホテルで記念撮影。




「銃の基礎知識」さん内「弾の比較」と見比べると
http://homepage1.nifty.com/plaza/basic/compare_ammo.htm


長い方から
M16
カラシニコフ
44マグナム
38口径
コルトM1911A1
ベレッタ


って感じだと思う。



そんで、結果。何10メートルも離れてなかったからだと思うけど、まあまあの出来。
ずぶの素人でも、じっくり狙えば当たるもんだなあ、怖い怖い。そりゃ、銃犯罪も多いでしょうよ。



参考サイト


Shooting Tips内
ハワイ射撃事情


ハワイで実弾射撃!