中華

インスタント汁なし担々麺が近所の店頭から駆逐されてどれだけ経ったろうか。
日々ランダムで上昇し続けるステータス異常であるところの、担々渇望ポイントが限界に達し
文化方面にほぼ全振りしているビーカーを中華料理技術にも割り振ることにした。


担々麺を作るにあたり、これまで障害となってきた要素の一つが「ねりごま」だった。
使い道が限られるくせに一瓶400円ぐらいするのは割高感がある。バンバンジーとか別に作りたくないし。
で、あるので、必要な量だけを自作していく方針とした。
参考にするのは例によって玲舫さんである。


芝麻醤の作り方/レシピ
http://reihow.blog12.fc2.com/blog-entry-194.html


フードプロセッサーを使えと仰るが、そげなものはないので、すり鉢とすりこぎ棒でごますり一択。
いわゆる「すりごま」状態から更にすり続けた経験はないんですが…というか、すりごまが包装されて
スーパーに陳列されている現代日本では、ごますり自体がロストスキルになりつつありますよね。


効果音がゴリゴリからモサモサに変わり、更にすりこぎ棒をまわし続けると、徐々に粘度が高まってくる。
「おがくず粘土」的な物に化けたゴマをこねくり回しながら、絞ったらごま油が採れそうだなぁとボンヤリやっていたが
乳酸上昇率がマックスになったり、飽きてきたり色々あったので、そのへんでやめ。
マジでこんなに入れんの? とビビる程度のサラダ油、ごま油を投入し芝麻醤が完成した。


担担麺の作り方/レシピ
http://reihow.blog12.fc2.com/blog-entry-340.html


>中華生麺(中細ストレート) 1玉(110g) あれば低かん水麺を
とあるが、「体は札幌ラーメンで出来ている」関係上、麺は太く、ストレートでもなく、かん水もドバドバ(たぶん)が好ましい。
僕にとっての理想の担々麺とは本場四川のものでも、陳建民氏アレンジのものでもなく、
独自に札幌化させる必要があるのかもしれない。
赤味噌を使った担々麺(汁あり)もこの前作ったので、そのへんが糸口になるだろう。


上に貼った汁なし担々麺は「挽肉の甘味噌炒め」さえ作り置きしておけば、麺を茹でる以外
特に手間がかからないのでさっと作れて便利だ。
生麺もメーカーによるけど2〜3週間持つことを最近知ったので冷蔵庫に常備されるレギュラーの座を勝ち取っている。




ハッピーターン同様、常習性があるとか無いとか言われる「やわらぎ」を使ったレシピが桃屋にあったので作ってみた。
穂先メンマ やわらぎ(辣油味)|桃屋
http://www.momoya.co.jp/products/detail/hosakimenma_yawaragi.php
香りチンジャオロース飯
http://www.momoya.co.jp/recipe/index.php?submit30=1&recipe=36


なんとなく、大衆中華の味がするなぁというのが第一の感想だったが、おそらくはニンニクを使っていないせいだろう。
社会人は昼にニンニク食えないもんな。
ニンニクとショウガがないと物足りなく感じる体というのも不便なものだ。




以前麻婆豆腐作った際に余らせたニンニクの芽をどうやって使おうか考えた結果、スーパーでタッパー売りされてる
味付け焼肉セットみたいにして食うべぇ。ということになり、それっぽいレシピを探してみた。


ナスと豚肉のコチュジャン炒めの作り方
http://allabout.co.jp/gourmet/easyrecipe/closeup/CU20070806B/index2.htm


>ニンニク 1片
>ゴマ油 大さじ1
>コチュジャン 大さじ1と1/2
>オイスターソース 大さじ1/2
>醤油 大さじ1/6(小さじ1/2)


このへんがソレっぽさを出してくれたようだ。
お手軽でありながらいい味を出してくれたので今後もお世話になるだろう。