ガンアクションとベヨネッタの良かった点

拳銃をお互いの顔に向け合って両者静止という演出は昔からありますが、ガンアクション作品を好んで見ている人間としては
さすがに食傷気味です。真下監督のノワールとか最低でした。
銃を向け合うキモは、お互い指にわずかな力を込めるだけで相手は死ぬという緊張状態にあるのですが、
そのまま相手を撃っちゃう展開というのはそれ程多くないはずで、どうせ撃たないだろうという予想がついてしまいます。
なぜなら、拮抗状態になるということは、両者の銃の腕が大きくは離れていないか、少なくとも一方に相手をすぐには殺さない意図がある
可能性が高く、そんなキャラクターをこの地味な状況で作品から退場させるのはお話を作るうえで損だからだと考えます。
もちろん、この演出が全て悪いというわけでなく、別の要素を加えたり状況を工夫したりと、一捻り加えさえすれば良いことです。
そして、ここでベヨネッタ
彼女らは弾丸より速く回避行動を取れるので、拳銃を向け合っても平気でバカスカ撃てちゃうわけです。
日頃から相手撃つことに躊躇ないしね。
本当にただ、それだけの話なんですが、こういう一工夫が大事なんですよ。