NHK 名将の采配

http://www.nhk.or.jp/program/saihai/


再放送が急に増えたなと思ったら第2期が始まるのか。
名将たちの戦術をジオラマ上でコマ動かして説明してくれる、面白い番組だった。
ゲストの戦術予想やリアクションがうざいので、録画した後スキップしながら見なきゃ
イカンというのが唯一の難点ではあったが。



明星 中華三昧 担々つけ麺

http://www.myojofoods.co.jp/products/product_detail.html?id=4902881052917
今回も、インスタント担々麺開発に定評のある明星である。
出会いは確か、サンデーGX買いに行ったついでだったと記憶しておるので先月の20日前後であろう。
最近の明星は担々麺にサンショウを入れるブームが来ているらしく、大変好ましい。
頑張れ、明星の担々麺担当の人。



四畳半神話大系

気になったのは3話。原作にはないオリジナル回である。基本的に原作至上主義者である僕とて、
アニメスタッフによる原作者エミュレートに完璧さを求めないが、
この回は少々いただけない。「私」のルサンチマンによる逆恨みの対象となるものがとばっちりを受けるというのが基本であるのに、
鳥人間コンテストサークルに落ち度はないし、オチも弱い。小津の行動も、他のヤンチャぶりに比べると突飛に過ぎる感がある。
ペダルを漕ぐ必要のない滑空部門であるなら、鳥人間部が元自転車部員を必要とする理由も不明だ。
宗教の回も、リアルに表現したんであろう点は評価するが、それは本作でやる必要性を感じない。
キャラデザでいうと、樋口師匠はバンビーノの「ヤンしゃん」みたいなイメージをしていたので、あの茄子顔は少々抵抗がある。
色々文句垂れたが、今期では一番面白いので最終回まで楽しんでいきたい。



ブルータス、お前、モカ?

毎週楽しみにしていた ハーバード白熱教室 が終わってしまった。
http://www.nhk.or.jp/harvard/archive.html


ハーバード大学 白熱授業第1回 part1(犠牲となる命を選べるか)
http://www.youtube.com/watch?v=YGokgKoFjIg


NHKオンデマンドでは先週分までしか公開してないんだよね。使えな過ぎる。


「道徳的常識」であるとか「宗教」といったものが、良くも悪くも思考停止の強力な助けになるということを実感する番組だった。
善悪決めかねる微妙な問いに対し、何の不安もなく「そんなことは(道徳的・宗教的に)こうするのが当たり前だ」と答えられる心強さは凄まじい。
個人が不要な不安を抱くことなく暮らすため、もしくは、コミュニティがトラブルなく運営されるために生み出された、
(数千年分の知恵の集大成であろう)ツールとしてよく出来てる。
ただ、「常識」や宗教に違和感を持つ人間が一定数現れてくると政治哲学といった考え方がどうしても必要になるんだろうね。
少なくとも、「金持ちにより多く税金かける」理屈で、第8回の講義内容以上の説得力を持ったものを知らない。
http://www.nhk.or.jp/harvard/lecture/100523.html


実況はオタキングツイッター界隈が賢くて参考になるので、そのへんを見ていたのだが、
日本の、悪いことをすると「お天道様の下を歩けない」という考え方が、「砂漠の一神教」ほど人を締め付けるでもなく、
人と神(的なもの)の間に程よい距離感を持っているという点を語り合っていた。
モーセ十戒を見ると
・殺してはならない。
・姦淫してはならない。
・盗んではならない。
・隣人に関して偽証してはならない。
・隣人の妻を欲してはならない。
・隣人の財産を欲してはならない。
このへんはお天道様もお許しにならない共通点だが、お天道さんはたぶん同性愛を禁止してないし、世界も7日で作ってないし
豚食っちゃダメとかも言ってない。
ほぼ全ての人類が「善」と認識するであろう部分のみを素朴に信仰(?)しているおかげで、時代や生活環境が変わり
他の宗教で矛盾が発生しているのに対し、日本人は大きな意識改革を必要とせずノホホンと平和な国を維持しているんだね。
ただ、宗教の考え方が影響する国に生まれて、宗教の矛盾などで悩みぬいた末に自分の考えを持つに至った人間は
「いい奴」であるので、「いい奴」率はアメリカの方が高いとオタキングの人が言っていた。ノホホンも考えものだ。


カントが言ったという
懐疑主義は人間の理性の休息所である。しかし永久に留まる場所ではない」
のフレーズはヒネた中二臭い人に対して有効に使えそうだ。憶えておこう。




ところで、最終回の最後にサンデル先生が日本に来られるという告知をしていたのだが、
>「マイケル・サンデルです。日本の視聴者の皆さんからの好評にお答えして……」
の部分が、サンデル先生がカメラの方を向いて喋るでもなく、ただ吹き替え音声が流れるだけなので
ジョージアのラジオCM(10年くらい前?)にあった、吹き替えの人が「こんにちは、ブルース・ウィリスです」と言い切って
宣伝を始めるアレを思い出して笑ってしまった。極端なこと言うと、ウィリスやサンデル先生の許可なしで
いくらでも捏造吹き替えが作れるんだよね!



処刑人2

レディースデーがあるのにメンズデーはないという、極力使いたくない劇場(具体的に言うとススキノスガイ)
でしか上映されていなかったので「映画の日」を待って観賞。ユナイテッドシネマ、札幌シネマフロンティア
メンズデーを採用しているのに、この違いは立地による客の傾向に関係するのだろうか。やや興味深い。


「処刑人」はタイトルだけ見るとスプラッターさを予感させるが、「男たちの挽歌」や「リベリオン」といった
馬鹿ガンアクションの系譜なので、「ジョン・ウー撃ち」といったキーワードに反応する2丁拳銃好きは見るべき。


今なら安いし、
http://www.amazon.co.jp/dp/B003A0TGHU/
ちょっと気の利いたレンタル屋ならあるんじゃないかな。


処刑人 予告編 THE BOONDOCK SAINTS Trailer
http://www.youtube.com/watch?v=JSA1RpAjjrw


名シーン(超ネタバレだが、これを見たら興味が湧くかもしれない)
http://www.youtube.com/watch?v=Ff5DlpZiMZ0


テーマソング
http://www.youtube.com/watch?v=1TezgCpPuys
アイルランド移民の話なので、アイリッシュなとても良い曲。
洋画をよく見てると、アメリカに移住した人たちはみんな面白怖い人ばっかみたいに思えるよね。


処刑人の配給プロディーサーがトークショーをやったらしいのだが
http://www.cinematopics.com/cinema/c_report/index3.php?number=4925


【ショーン&ノーマン】処刑人 その4【2公開実現に期待】
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/cinema/1247053284/417-418


>・処刑人の人気が一番高いと思われるのはやはり日本


やはり日本人はバカ映画が好きすぎるのか…いやぁ、いい国に生まれたもんだ。
2の感想ですか? Fateに対するhollowみたいな感じで面白かったですよ。
客層は男一人、男女ペア、女女ペアの3種だったが、女同士で来てるのは腐女子の類いなんだろうか。
美青年兄弟のために好きでもないガンアクション見に来てるんだとしたら、なかなか気骨のあるご腐人達だ。




映画といえば、エヴァ序と一緒に借りた「アトミック・カフェ」の話を忘れていた。
http://www.cinematopics.com/cinema/works/output2.php?oid=5209
Fallout3の世界観は1950年代アメリカに漂っていた「核は万能エネルギー!」「放射線障害なんざ注射一本で完治!」
という風潮を悪乗りして表現したものだとは聞いてはいましたが、「アトミック・カフェ」は当時の政府や軍が宣伝していた
「核は全然危なくないよ」という、現代科学から見ると明らかに間違った動画・音声だけを
繋げて一本の映画にした、これ以上の嫌がらせはなかなか無いだろうというドキュメンタリー。
「核爆弾は閃光・爆風・放射線を発生させるが、最も危険が少ないのが放射線なので、
 爆風が収まったら速攻で突撃しなさい」
みたいな説明を兵隊に説明してるシーンとか凄い。Fallout3好きに限らずオススメ。



ヱヴァ破

日頃の行いの差というのは、こういうところで出るんだろうねぇ? わはははは





見せびらかしてたら、直前の、人物があまり写っていないカットが当たった人から羨ましがられて
僕の自尊心も大いにぽかぽかしましたぽか。


ぽか波さんとシンちゃんさんが人のために奮闘する場面は何度見ても、クるものがあって
話の面からも複数回の視聴に耐えられるというのがあるんでしょうけど、アニメーションの
動きの気持ちよさってのが大きいよね。劇場3回、BD3回で計6回見てるけど、何度見ても良いわ。


気持ち良いとしか表現出来ないこの感覚はどっから生じてるんだろう。
音楽の心地よさは人類が進化の過程で聞いてきた音がウンタラカンタラとどこだかの
教授か何かが言ってたような気がしますが、映像は狩猟とか索敵系の本能に由来するのだろうか。
地図が読めない女理論を参考にすると、立体的な動きは男が快く感じやすいということにもなるのかもしんない。


音声は
(1)日本語 (ドルビーTrue HD 6.1ch)
(2)日本語 (DTS-HD Master Audio 6.1ch)
(3)日本語 (ドルビーデジタル 2.0ch)
の3通つ。
上二つは下位互換がしっかり働いてるようで、うちのサラウンドアダプタSU-DH1でも
擬似サラウンド出力がちゃんとされている。
なんか調べてみたら、最新のサラウンド音声ってHDMIケーブルでしか出力されないんだってね。
SU-DH1は入力が光デジタルだから物理的に接続不能で、残念といえば残念なんだけど、
この音声規格を完全に出力できてる人って日本に何人いるんだろう。




【買っとけ! Blu-ray_DVD】[BD]「ヱヴァンゲリヲン新劇場版 破」 -AV Watch
http://av.watch.impress.co.jp/docs/series/buy/20100526_369666.html


エヴァはシンちゃんに自己投影して作品語り=自分語り する人が気に入らなくて
うかつにレビューが読めない困った作品なんですが、「買っとけ」さんはオタか非オタかでいうと
明らかに「コッチ側の人」でありつつ、無難なまとめと技術的な解説が毎度安定して上質。



ぼくらの

IKKI分解ついでに読んでたら、単行本との変更点を見つけた。





雑誌掲載版
千鶴ちゃんのお姉さんは、与えられた少ない情報で決めつけをするような人だったかなあと
違和感持ったので、





単行本版と比較。
そうそう、先生が本当のことを話すかは別として、まずは話を聞かなきゃね。